女医

病気の内容を知ろう

頭痛

通常、お母さんのお腹の中にいる間に赤ちゃんの形が造られていく過程で、血管の動脈は太い血管からだんだん枝分かれして、毛細血管になります。その毛細血管は二酸化炭素と老廃物を受け取って静脈になり、毛細血管からだんだん太い血管へと戻り、心臓に還ります。この血管が造られる過程において、脳の血管の一部が上手く枝分かれできずに異常な欠陥が形成されてしまって、動脈と静脈がくっついてしまう病気が脳動静脈奇形です。つまり、脳動静脈奇形は先天的に発症することが大きな特徴です。異常な血管は本来は毛細血管を流れることによって分散される動脈からの圧力が分散されることなく直接動脈に流れることによってくも膜下出血などを非常に起こしやすくなっているのも特徴です。

脳動静脈奇形と診断されてしまった場合は、常に血管が破裂してしまう恐怖と戦わなければいけません。自分で対処できる対策は無いので、病院でのせ積極的な治療が必要になります。完全に脳動静脈奇形の破裂を防ぐ方法はただ一つ、外科治療です。具体的には頭部を開頭して、直接動脈瘤を取り除くというものですが、言うまでもなく脳には血管だけではなく神経も無数に張り巡らされているので、手術にはとても高い技術が必要で、失敗してしまうと後遺症が残ってしまう難しいものとなります。そして、血管に圧力がかかってしまう事態を出来るだけ避けるために、高血圧の患者と同様の血圧を下げる薬の服薬はずっと続けることになります。日常生活でも出来るだけ興奮しないように心穏やかに過ごす必要があります。